モジモジと落ち着きなく体を揺すらせて、リゼットは困ったような表情で、視線を彷徨わせる。
既に体は我慢の限界を迎えていた。快楽が欲しい……気持ち良くなりたい……もっと、もっと……と、リゼットに訴え続けている。
しばしの沈黙の後、リゼットは顔を上げてジッとイノルドを見つめた。
「……あたしっ…………なるわ。……あんたの仲間に……なるっ……!!」
「ほおう? ……それで、いいんだな?」
イノルドはまだ手を離さない。強い力でぐっとリゼットとサラの肩を掴んでいる。
どんどんリゼットの息が荒くなってくる。眉を伏せて、目尻に涙を溜めて今にも泣きそうな顔になった。
「仲間になるっ!! 仲間になるからっ!! ……だから、もうっ…………好きにさせてえええっ!!」
その言葉に、イノルドは大きな笑い声を上げて肩から手を離した。 するとサラとリゼットは、互いを貪り合うかのように激しく腰を動かす。
「ひああっ! んっ……んっ……あああっ……き、気持ちっ……いいっ……! ……気持ちいっ……んあうっ!!」
「はあっ……はあっ……! リゼットさぁん……! いいですぅ……! あそこっ……あそこっ……すごいっ……すごいぃ……!!」
うっとりとした表情を浮かべて、夢中になって腰を振るリゼットとサラ。そんな二人の姿からは、かつて魔王を追い詰め封印した勇者の面影は全く無い。
「はあっ……はあっ……んああっ! やっ……もっ……だめぇ……! あたしっ……くるっ…………くるっ……きちゃっ…………うああああ!!」
床に手を着いて体全体で腰を押し付けるようにするリゼット。くいっくいっと腰を上下に動かしている。
「リゼットさぁん! わたしもっ……わたしもっ……はっ……はっ……んうっ……いっ……イックうううう!!」
サラはリゼットの肩を掴んで、リゼットに合わせるようにして腰を振っていた。二人の間には、白く濁った淫汁が糸を引いて互いを結んでいた。
一際大きく体をびくっびくっと跳ねさせて、リゼットとサラは同時に絶頂を迎える。
「っはああああ!! ああああっ……ああああ!!」
「うああああ!! っはあああっ……はああああ!!」
二人の淫唇から潮が音を立てて噴水のように吹き出した。 |